こんにちは。ちゃはちです。
先日iPhoneユーザー待望のiPhone Xが発売されましたね。
夫婦揃ってiPhoneユーザーである我が家も、Ⅹの発売日にMNP、そして機種を変えました。
iPhone 7に…
さて、長年iPhoneユーザーではあるものの、特にアップル信者という訳ではなく、リンゴの絵を踏めと言われれば鼻をほじりながら踏めちゃう僕ですが、ここ半年ほどApple Watchを使っています。
決して安くはない買物なので初めは迷っていたのですが、結果として「買って良かった」と思っています。
特に育児中の人達に意外とハマるんではないかと思うんですよね。
今回は、Apple Watchの良さについて、デジタルガジェットなど全く詳しくないド素人の目線で感じたことを書いていきます。
Apple Watchとは
もはや説明するまでも無いと思いますが、Apple Watchは、Appleのいわゆるひとつの「スマートウォッチ」です。
単に時刻を知らせるだけではなく、様々な機能が付いている「腕に巻くスマートフォン」のようなもの。
Apple Watchが初めて世に出たのは2015年のこと。もっと前かと思ったら、ついこのあいだですね。。。
初代については、世間的にあまり評判が良くなかったみたいですが、その後進化を重ね、2016年にシリーズ2、そして今年2017年9月にシリーズ3が発売されました。
僕が持っているのはシリーズ2ですが、実際に使ってみるととても便利で、もはや風呂に入っている時以外は常に身につけている状態です。もう手首に巻くパンツと言ってもいいです。
Apple Watchの便利なところ
では、ここから買って良かったな、便利だな、と思うところを書いていきます。
Apple Payが便利
シリーズ2以降はApple Payに対応しています。
Apple Payは、Suica、iD、QUICPayといった電子マネーを、アップルの端末一つで利用することが出来る決済システムです。
何を隠そう、別に何にも隠してないですが、僕がApple Watchを欲しいと思った一番の理由がこれです。
宗教上の理由でクレジットカードを大量保有する僕は、出来るだけ現金決済をしたくなかったので、とにかくApple Payに魅力を感じたのです。
もうね、ホント便利ですよ。財布を出さなくていい。というか極端な話、持ち歩かなくてもいいんです。
例えば子供を抱っこしている時、財布の出し入れって結構面倒です。さらにお金の出し入れもわりと大変。
そんな時Apple Watchがあれば、手首を端末にタッチするだけで支払が完了します。
さらにモバイルスイカを登録しておけば、改札も手首でタッチするだけ。ICカードを出すことも切符を買う必要もありません。
一つ難点を言えば僕は腕時計を左手首につける派なので、改札へのタッチがちょっとし辛いです。体をひねって自動改札の読み取り部分に触れなければならないので。
こだわりが無い人は右手につける方が自動改札に関しては良いかもしれません。
もちろんApple PayはiPhone 7以降のiPhoneでも使うことが出来ます。
でもiPhoneを取り出すというアクションが必要になりますので、Apple Watchの方が無駄な動きがなく、断然便利だと思います。
通知が手元で分かる
メールやライン、電話の着信等、iPhone上に届く通知をApple Watchで受けることができます。
これが思っていたより便利です。
何らかの通知が来てiPhoneが鳴ったり振動した時、当たり前ですがiPhoneを手に取って確認することになります。
しかしApple Watchがあれば、これを取り出すことなく手元ですぐ分かります。
iPhoneを取り出すなんてちょっとしたことじゃん、と思う方もいるかも知れませんが、これがバカにできません。
子供を抱っこしていたり、オムツを替えたり、着替えをしていたり、iPhoneを手に取る暇が無い時に通知があっても、一瞬ちらっと手首を返すだけで、その通知が大事なものかどうかが分かります。
電話の着信も手首で分かりますし、何ならApple Watchでその電話を受けることも話すことも出来ます。大事な連絡も見逃しなしです。
もちろん「メールやラインに縛られるような人生なんてまっぴらゴメンだぜ」という人には向きませんけども。
アプリの通知で個人的に便利だなと思うのが「ヤフー天気」。
設定しておけば、現在地に雨雲が近づいて来た時に通知で知らせてくれます。
夏場のゲリラ豪雨など、降り出す前に手首が教えてくれるので、洗濯物を濡らすことも少なくなると思います。
他にも便利なアプリが沢山ありますので、それぞれの生活に合わせて活用してみると、生活がより快適になると思いますよ。
音を鳴らさずアラームがかけられる
これも便利です。ホントに。
まっとうな人生を歩んでいる皆さんは、日々目覚ましをかけると思います。
当然目覚ましというのは、音を鳴らして人を覚醒させるという、人類が発明したもっともありがた迷惑な装置の一つです。
ですから家族と一緒に寝ていて、自分だけが先に起きたい時に音を鳴らしてしまうと、起きなくてもいい別の家族まで覚醒させてしまう恐れがあります。
特に小さな子供と一緒に寝ている場合、変な時間に起こして機嫌を悪くさせるのは非常に危険です。危険なんです。
そこでApple Watchです。
Apple Watchのアラームは手首の振動でその人だけを起こしてくれます。周りの誰からも気づかれずに。
これに慣れてしまうと、もはや音で起こしてくる他のアラームなど使いたくなくなります。
何て迷惑な装置なのだ。お前は人の迷惑を考えないのか、と、従来の目覚ましのデリカシーの無さに憤りを覚えるくらいです。
まぁこれも「寝てる時まで時計をつけたくない」という人には向きませんが、僕は慣れてしまったのか、何の圧迫感も感じないです。だってパンツだから。
アラーム以外にも、タイマー、リマインダー等決まった時間に振動で教えてくれる機能があります。
これらもとても使える機能です。
バンドの着せ替えができる
Apple Watchはバンドを簡単に外すことが出来ます。
バンドをつけ替えれば違う雰囲気の時計になるので、都度TPOに合わせた形にすることが出来ます。
僕が購入したApple Watchに付属していたのは、白のスポーツバンドですが、別途スチール製のものと、皮製のものを購入して、仕事の時にはこれらに変えています。
純正の替えバンドもありますが、いいお値段がするので、サードパーティー製のものを買う方がお手軽だと思います。
種類も豊富なので、自分の好みや用途に合わせて複数のバンドを用意しておくと、一つのApple Watchで、複数の時計を持っている感覚になります。
それから盤面のデザインもいつでも変更出来ます。
色も変えられるので、その時の服装によりマッチしたものを選べますよ。
水に強い
シリーズ2以降は耐水性能が強化されています。
泳いだり、そのままシャワーを浴びたりすることができます。
子供にいたずらされて汚れたとしても、気軽に洗うことができます。
初めて水をかけた時はちょっと不安でしたけどね。ホントに大丈夫かよって。
いかにも精密機械ですが、全然問題ありませんでした。
ただ公式によれば、石鹸やシャンプーなどは付かないようにしろとあります。
真水以外のものが触れた場合は速やかにきれいな水で落としてくれともありますので、どんな液体でも大丈夫という訳ではなさそうです。
Apple Watch の耐水性能について – Apple サポート
とは言え普通に生活する上では、特に神経質になる必要はないと思います。
Apple Watchの欠点
さて、良いとこばかり書いて来ましたがここからはマイナスに感じるところを書いていきます。
お高い
モノに感じる価値は人それぞれでしょうけども、それなりにお高い買い物になるかと思います。
しかも使ってみないとホントに自分に合うか分からないですからね。
現在Appleストアで購入できるApple Watchは「シリーズ1」と「シリーズ3」です。
しかし、僕が便利だなと思うところを享受するためにはシリーズ1ではダメです。つまりシリーズ3一択。
シリーズ3には通常品に加え、バリエーションとして「NIKE+」「エルメス」「エディション」もありますが、この内「エルメス」と「エディション」は10万オーバーの高級品ですんで、お金が余って腐りそうな人はこれらを買っとけばいいんじゃないですかね。(適当)
ということで、ここでは通常タイプの値段についてまとめてみます。
シリーズ3の価格は大きく4つの要素で決まります。
- ケース(本体)の素材
- バンドの種類
- 通信の種類
- ケース(本体)のサイズ
です。
まずケース(本体)の素材ですがこれは「アルミニウム」か「ステンレス」かの2種類で、ステンレスのほうが上位機種となり値段が高くなります。
ステンレスの方が光沢があり、高級感があるので、カチッとした場所でも使いたいのであればこちらが良いかも知れません。
でも日常生活の中で使いたおそうということであれば、アルミでも十分。
そしてバンドの種類は「スポーツバンド」「スポーツループ」「ミラネーゼループ」の3種類。「ミラネーゼループ」についてはなぜか「スペースブラック」が高価です。
バンドについては、先程書いた通り、サードパーティ製のバンドを別途安く購入できるので、1番安価なスポーツバンドがおススメです。
通信については、シリーズ3からApple Watch単体で通信をすることが出来るようになりました。
これまでApple WatchはペアリングしたiPhoneとBlueToothで接続することで、間接的に通信を行なっていましたが、シリーズ3から別途携帯キャリアと契約をすることで、iPhoneがそばに無くてもApple Watchで直接通信を行うことが出来ます。
単独で通信ができる「GPS+Cellularモデル」と従来の「GPSモデル」の2種から選択になり、「GPS+Cellularモデル」の方が高価となります。
僕が使っているのはシリーズ2なので、そもそもセルラーモデルは有りませんが、特に不便は感じていません。まぁ、あれば便利なんでしょうけども。
最後に「本体のサイズ」ですが、これは2種類で、38mmと42mmから選択します。
下記のように目安の手首サイズが設定されていますが、バンドの種類によって設定サイズが少し異なります。
本体サイズ自体は2種類しかないので、これはバンドの特性によるものだと思います。
下記に本体サイズと手首周りの適合(目安)を表にしてみました。
バンドの種類 | 本体サイズと手首周り適合 | |
本体38mm | 本体42mm | |
スポーツバンド | 130-200ミリ | 140-210ミリ |
スポーツループ | 130-190ミリ | 145-220ミリ |
ミラネーゼループ | 130-180ミリ | 150-200ミリ |
では、次にここまでの4要素を価格表にしてみます。
以下は2017年11月時点のApple公式HPでの価格です。税抜表記だったので、全て税込に計算し直しています。
本体(ケース)の素材 | バンドのタイプ | 通信タイプ | 本体サイズ | |
38mm | 42mm | |||
アルミニウムケース | スポーツバンド | GPSモデル | 39,744円 | 42,984円 |
GPS+Cellularモデル | 49,464円 | 52,704円 | ||
スポーツループ | GPSモデル | なし | なし | |
GPS+Cellularモデル | 49,464円 | 52,704円 | ||
ステンレスケース | スポーツバンド | GPSモデル | なし | なし |
GPS+Cellularモデル | 69,984円 | 75,384円 | ||
ミラネーゼループ | GPSモデル | なし | なし | |
GPS+Cellularモデル | 80,784円 | 86,184円 | ||
ミラネーゼループ (スペースブラック) |
GPSモデル | なし | なし | |
GPS+Cellularモデル | 86,184円 | 91,584円 |
※ケース、バンドのカラーバリエーションあり
見ていただくと分かるように、GPSモデルは「アルミニウムケース」の「スポーツバンド」にしか設定がありません。
また、セルラーモデルは別途携帯キャリアとオプション契約を結ぶ必要があり、月額378円から540円が必要になります。しかも今のところ、ドコモ、au、ソフトバンクでしか使えません。
あとはステンレスは有無を言わさず、セルラーモデルしか選べないですね。
と、こんな感じの価格設定です。割と幅があると思います。選び方次第で全然違ってきます。
あとは、耐用年数がどれくらいか…。
これは僕も使ってみないと分からないですが、普通の時計よりは持たないだろうなと思っています。バッテリーの劣化もあるでしょうし。
このように、欲しいモデルと耐用年数を加味したうえで、その人その人にとって高いか安いかを良く検討していただければと思います。
ちなみにNIKE+モデルはアルミニウムのみで、価格は上記の表と同じです。スポーツタイプを考えている方はこちらもおすすめです。
時刻がスムーズに表示されない時がある
Apple Watchは常時液晶が点灯している訳ではありません。
身につけた状態でくるっと 手首を返すとセンサーが反応して画面に情報が表示されます。
普通に見ようとする時はそれほど問題はありません。ストレスなくパッとつきます。
でも横になっている時や、あまり体勢を動かせないような状況下では、うまく反応しない時があります。
そんな時は画面をタッチすれば良いのですが、もうちょっと反応が良いといいなと思います。
バッテリーの問題で、簡単についてしまうと都合が悪いのかも知れませんが。
子供がいたずらする
身につけている状態で子供と戯れていると、高確率でいじってきます。
0歳児でもいっちょまえにスワイプしてきますから。
逆に考えれば、子供の気を引くのにも使えるってことですけどね。汚れに関しては先程書いた通り洗うことは簡単ですし。
ただ、画面やフレームにキズがつく可能性を考えると、カバーは付けておいた方が良いでしょう。
これもお手頃なものがたくさん出てますので、本体とワンセットで揃えておきたいところです。
Hey,Siriがいまだに恥ずかしい
Apple Watchは当たり前ですが時計サイズなので、手でタッチして操作することがiPhoneよりしづらいです。
ですので、音声認識機能であるSiriを使って、声でやりたい事を指示するという使い方が合理的です。
しかしこのSiriを呼び出すための言葉
「Hey!Siri!」
が、恥ずかしいです。
日本人は「Hey!」なんて日常生活では使いません。
「Hey!」なんて平気で言える日本人は、「ヘイ!カール‼︎」でおなじみ(古)の長嶋茂雄か、学園天国を歌ってる時の小泉今日子(古)くらいです。
たまに妻に何か小言を言われて「へいへい」と返事して火に油を注ぐことはありますが、これは日本語です。
Siriは側面のデジタルクラウンを長押ししても立ち上がりますし、アプリも手でタップして操作できますが、せっかくの機能を存分に使えていない感があってもやっとします。
せめて「ねえ?しり!」とか「おーい、しり!」とかにするわけにはいかなかったんですかね。
なので、今後もし英語圏に旅行に行った時は、堂々街中でしこたま叫んでやろうと思います。
最後に
Apple WatchはiPhoneの機能をより快適に使うための拡張装置みたいなものです。
ウォッチと言っておきながら、時計はメインの機能ではありません。僕が子供の頃流行った「シュウォッチ」みたいなもんです。知ってます?シュウォッチ。知ってるあなたはアラフォーか高橋名人です。
便利を追及し過ぎることに若干の抵抗感みたいなものを感じるところもあるのですが、やっぱり便利は便利!
生活をより快適にしてくれるものは素直にその恩恵を受けた方が人生より楽しくなります。
iPhoneユーザーの方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。
日常を楽しく変えてくれるかも知れませんよ。
ではまた。
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