こんにちは。ちゃはちです。
4ヶ月ほど前に当時1歳2ヶ月の息子を連れて沖縄へ旅行に行ってきました。
東京から沖縄はだいぶ遠いですから、「ここは自家用ジェットの出番だろう」と主に押入れの中を探してみましたが見つからず、良く良く考えてみるとそんなもの所有していないことがわかったので、陸マイラー活動で溜め込んでいたマイルを使ってANA便で行くことに。初めての子連れ飛行機です。
今回はそんなドキドキの子連れ飛行機デビューに当たって考えたこと、そして機内を何とかやり過ごすために用意したものなんかをご紹介します。
席を確保するか膝の上か
小さな子供の国内線運賃ですが、JALもANAも2歳までは子供を大人の膝の上に座らせることで運賃を無料にすることができます。
小さなお子様連れのお客様 [国内線] | Service & Info [国内線] | ANA
子供の分も席を確保するのであれば、小児運賃(正規運賃の約50% )が必要になります。ただし同行する大人が旅割などの安いチケットを購入した場合は、その価格と正規運賃の半額とを比べて安い方が適用されます。
中々正規運賃で旅行に行こうという人も少ないように思いますので、結局大人と同じ金額になるケースも多いのではないでしょうか。
マイルを使った特典航空券の場合も膝上無料で行けますが、席を確保したい時は、子供であろうとも大人同様のマイル数が必要になります。子どもだからといって容赦ない厳しい世界なのです。
経済的には断然膝の上に乗せた方が良いですが、1歳を超えてくるとそこそこ重みがあります。5キロの米袋2つ分くらい。
これをずっと膝上に乗せているのは余程のお米好きでなければ地味に辛いですよね。
とは言え、膝の上だろうが座席だろうがそこにじっとしてくれるようなイメージは全く出来ません。
だったら無料のうちはそれにあやかろう、無料大好き!ということで、今回は大人2人分のマイルを使用して2席のみ確保しました。
特典航空券はネットで予約しましたが、その際、膝上に座らせる子供の搭乗者情報を登録する箇所が見当たりません。
そこでANAに電話をして子供が膝上に座ることを伝えると、すぐに搭乗者情報に登録してくれました。
また、大人の分はオンラインチェックインが可能でしたが息子の分は出来ないようです。
ですので「当日搭乗前にカウンターに行って息子の分だけチェックインしてね」と言われたのでその通りにしました。
もうね、分からないことがあったら電話するに限ります。流石のANAですから親切丁寧に対応してくれますよ。きっとJALも同様だと思います。
座席はどこが良いか
小さな子供と飛行機に乗る際は、座席をどの辺りにするかと言うのも非常に重要なテーマです。
東京-沖縄路線は多くが大型のボーイング777での運行になります。トリプルセブン、良いですね、確変突入です。おめでとう。
で、機体後方のみですが座席表はこんな感じ。
前方のプレミアムクラスを除けば、基本の並びは3-4-3となり、大人の2人だけで子供の座席を確保しない場合には、空席でない限り同列に他の乗客が座ることになります。
隣人に何をしでかすか分からない純粋な狂気をお持ちの息子、同じ並びに他のお客さんがいると何かと気をもむことになりそうです。
ということで、行きも帰りも我が家が確保したのはここ。
後方の2席並びのエリアです。
最後尾のギャレーも近いので万が一グズって抱っこしなければいけなくなっても、広いスペースがあります。
また、みな同じように考えるからか前方よりも小さな子供連れ客が多い印象です。つまりなんだか知らないけど「安心感」があるということです。これ大事。
周囲で泣いたり騒いだりする子供を見るたびに「いいぞ、もっとやれ!」と、心の中でほくそ笑むいけない大人に僕はなりました。
ちなみにバシネットというベビーベッドを設置出来る席もあります。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/domestic/support/family/
数が少ないので早めに予約をしておかなければいけませんが、横に寝かせた方が良い月齢のお子さんを連れて行く場合には検討の価値ありです。
ANAもJALも小さな子供を連れて搭乗する人へ向けて色々なサービスを用意しているので、一度ホームページを確認してみて下さい。
それからネットで行う座席の事前予約ですが、初めから全座席が解放されている訳では無いようです。
特典航空券をおさえた後すぐに座席指定をしようとしましたが、画面に表示された空席はほとんどありませんでした。
しかたなくかろうじて空いている2席並びの席をおさえ、その後毎日チェックをしていたら数日後に一気に空きスペースが現れ、後方の席に予約を変更することができました。
希望の席が空いていなくてもすぐにあきらめる必要はないかと思います。もちろん出発日ギリギリで予約した場合は厳しいかも知れませんが。
持ち込んだモノたち
沖縄までの約2時間半。かわいい息子を狂暴化させないためにこんなモノ達を用意してみました。
1.幼児雑誌(げんき)
分かりやすく本に集中させてみようということですが、ワンワンの表紙からも分かる通り「げんき」は普段馴染みのあるEテレの登場人物が多く出て来ます。
すっかりEテレマニアとなった僕は息子に見せる前に熟読しましたので、その段階で元は取ったも同然。
また、付録にオモチャが付いているので合わせてこちらでも気を引けます。
2.シールブック
こちらも王道かも知れません。100均でも売っている手軽さが良いですね。
まだちゃんとした場所に貼ったり剥がしたりはできませんが、それなりに楽しんでいたようで、剥がして握りつぶすという実に画期的な遊び方をしてました。
ちなみに「げんき」にもシールを貼るページがありましたよ。
3.任天堂DS
1歳児なんでまだまだゲームをするには早いですが、とりあえず画面に何か映っていると興味が惹かれるのではないかと考えました。普段からスマホとか奪ってきますからね。
持って言ったのは写真の通り懐かしの旧型です。しかもソフトは…
こちらも懐かしの脳トレ。
かつては妻と日々脳年齢を競い合っていましたが、それより見た目の年齢の方が気になりだして全くやらなくなりました。
1歳児の脳を活性化したら脳年齢はいくつになるのでしょう。
4.携帯アプリ(あそベビー)
DSとちょっと被りますけどなるべく荷物を増やさずに手持ちの球を増やすにはうってつけ。
基本はタップする事で画面に色んな変化が現れるというアプリなので小さな子でも大丈夫です。
課金せずともそれなりに遊べるのでスマホに興味のある子ならインストールしておいて損はないでしょう。
画面をロックすることも出来るので、イタズラで緊急電話にダイヤルされたりアマゾンから身に覚えのない業務用ドレッシングが大量に届いたりする心配はありません。安心ですね。
5.カードケース(カード付き)
うちの子カードが好きなんです。自宅でもひたすらケースから出したりしまったりしてます。僕もクレジットカード大好きなので遺伝でしょうかね。
もちろん現時点で使用しているものを与えてしまうとズタボロにされる恐れがあるので、使わなくなったポイントカードなどが主です。
家で実績のある遊び道具は、かさばらなければあった方がいいですね。
逆転の発想で日頃からかさばらないもので遊ぶクセをつけておくのも無し寄りの有り。
6.ヒップシート(ポルバン)
搭乗時も降機時も長い列が出来たりするので抱っこしている時間は割と長いです。
とはいえガッツリ抱っこ紐でいるのも付け外しが面倒ですから、ヒップシートは重宝します。
それに眠くなってちょっとぐずり出したらやっぱり抱っこが必要。飛行機の中だけでなく旅行中もずっと活躍してました。
ずっと腰に巻いてると自分の身体の一部みたいになりますよ。そう考えるとカンガルーの袋って合理的ですねぇ。人間にもあったらいいのに。
番外:飛行機のオモチャ
行きも帰りも空気を入れて膨らませる飛行機をくれました。
写真は往路でもらった最近の僕みたいにちょっとずんぐりしたタイプ。復路は20年前の僕みたいにシュッとしたタイプをいただきました。
旅行から帰ってきても「ブーン」と飛ばす仕草をして遊んでいます。着々と陸マイラーとしての洗脳は進んでいます。
結局寝てもらうのが一番
とまぁ色々用意してそれなりに遊んでくれたのですが、正直言ってどれも集中して長く遊んでくれる訳ではありませんでした。
ちょっと遊んでは前の座席が気になってちょっかいを出そうとしたり、立ちたがったり、なかなか落ち着かないです。
やっぱり初めての環境で色んなところに興味が行ってしまうんでしょうね。その分楽しそうでしたが…。
なので次々に新しい球を繰り出して数で勝負しました。
結局一番のポイントは寝てもらえるかどうか。。。
出発時間をうまく調整して、出来るだけ普段昼寝をしているタイミングに合わせられればベスト。なかなか難しいですが。。。あとは催眠術でもマスターしましょう。
機内での寝かしつけにもヒップシートは活躍しました。ギャレーで抱っこしているうちに眠ってくれたので往復とも1時間くらいは平和な時間があったかな。
ということで、結果的に行きも帰りも大きなぐずりなく何とか過ごせましたが、予想通りそれなりに気を使う大変さはありました。
出発前もオムツ交換やご飯、おやつの時間を綿密に考えたりと、これまでの夫婦2人の旅行とは違い考えなければいけないことがたくさん。
それでも一度経験したことで親としては自信になったというか、まぁ何とかなるかなという気になれました。
やっぱり何事も経験ですね。怖がってたらなにもできないですから。
子供に大きな負担がかからない範囲であればどんどん色んなことにチャレンジすべし!都合2機の自家用ジェット(空気式)も手に入りましたしね。やったぜ!
東京から沖縄方面の飛行時間は、国内としては長い方ですが、リゾート路線ということもあって子連れが多く、多少の気楽さはあります。
そういう意味では観光客の多いであろう路線を初めての飛行機に選ぶのも良いかも知れませんね。
もちろん全員が観光客ではないですし、誰であろうとなるべく人に迷惑をかけないようにしないといけないのはいつでも同じですけど。
皆さんも是非、出来る限りの準備をして飛行機でお出かけしてみてはいかがでしょうか。
では、また。
↓旅行記はこちらです。
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