保活激戦区だけどなんとか入園できるみたい~そして次の不安

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こんにちは。ちゃはちです。

息子はこの1月でめでたく1歳を迎えるのですが、本来であればその時点で妻は育休が終了し、仕事復帰となる予定でした。「保育園に入れれば」という条件付きで。

「保活」という言葉が一般化してきている昨今。地域によっては非常に厳しい「戦い」を勝ち抜かなければ、我が子を保育園に通わせることが出来ないという現実があります。

我が家も当然その最前線にさらされると怯えていたのですが。。。

どこを第1希望にするか

我が家の住まう地域は、日本でもトップクラスの待機児童数を誇る地域です。いや決して誇ってはいけない。

直近の待機児童数は1歳児だけでも数百人レベルという異常地帯。きっと「あみん」だってあきらめて待つのをやめたくなるだろうレベルです。

育児休業は原則子の1歳の誕生日まで。まずは息子が初めての誕生日を迎える1月入園の申し込みをします。

でもこれは当然ながらムリ。期中の入園が叶う可能性はほぼゼロです。そもそも提出する時点で「空きはないですけど、いいですか?」と言われてしまう始末。

でも、育休の延長申請には不承諾通知が必要なので、分かっていても出さなければならないのです。例え勝つ見込みがなくても、挑まなければならない時が人生にはあるのだ。お、何か格好良い。

で、本命は4月入園。秋口ころからめぼしい私立認可保育園の説明会に行き初め、候補を幾つか絞ります。

申込書には第1希望から第5希望まで(だったと思う)記入する必要があるのですが、ここで相当悩みました。

とにかく倍率が高い地域なので、実質は第1希望だけの勝負なのです。どの園も第1希望者のみで埋まってしまう。第2希望以下はほとんど書く意味がないというね…。

当初「心の中の第1希望」は、自宅から徒歩で通えるところにある既存園でした。高校の先輩のお子さんが通っていて、良い園だと聞いていましたし、運動会にもちょっとだけ参加して雰囲気を感じることもできました。www.forty-to-son.com

でも、既存園ですから、1歳児クラスの定員は0歳児クラスから持ち上がる子を除いた数しかありません。例えば定員が「10」とあったとしても、実質はそれ以下ということ。

「心の中の第2希望」は新設園でした。自宅からも近く、通勤時に徒歩で送り迎えが出来る点では第1希望の園と同等の条件。

でも、新設であるがゆえに見学が出来る訳でもないので、はたしてどんな保育をするのか、パンフレットや説明会での話からでしかうかがい知ることができません。

直前まで夫婦でどちらを第1希望にするか話し合いました。

深夜にまでおよぶ喧々諤々の協議、時には髪の毛の引っ張り合い、足つぼの押し合い、最終的にテトリスの対戦で決着をつけ、結論を出したように記憶していますが、記憶違いかもしれません。

通知が来た!!

申し込みから1ヶ月ほど経ったある土曜日。家族で外出先から帰宅してポストを除くと区からの郵送物がありました。

「もしかして、これって、どう考えてもあれじゃね?」

「うん、そうだね。これはどうもあれかもしれないね。」

中年の特徴である「こそあど」だらけの会話。でも意味は通じます。わりと長く夫婦をやっているもので。

そろそろ通知が来る時期だと知っていましたし、保育関連の課からでしたので「いよいよ来たか」という感じ。ドキドキしました。

僕が開封係。先に見て妻へ発表することに。

僕「あっ!」

妻「えっ?」

僕「この度、希望の園への入園はー」

妻「ふんふん」

僕「なんとー」

妻「ごくり」

僕「どうやらー」

妻「はやくしろ」

「できるようです!!」

なんと「承諾通知」。半分位無理じゃないかと思ってたんですよね。これで4月から息子は保育園へ通うことにほぼ決まりました。とりあえず良かった。

勝因は何だったのか

結局我が家が第1希望で提出したのは、当初第2希望だった新設園の方でした。

国や自治体の待機児童対策って、決して停滞しているわけでは無くて、一応は進んでいて、実際に保育所の数と定員数は年々増加しています。

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厚生労働省 保育所等関連状況取りまとめ資料(平成29年4月)より

それでも待機児童数が増加しているということは、保育所の増加を入園希望児童数の増加が上回っているということ。増やしているけどまだまだ足りないんですね。

というように、足りていないとは言え、各自治体とも新しい園を増やす一応の努力はしています。

でもそうは言っても自分の住んでいるエリアに新設園が出来るかどうかというのは「運」の要素が強い訳です。

新設の園は一つ下のクラスからの持ち上がりがないので、同規模の園であれば定員的に既存園より競争率が下がる可能性が高い。

しかも既存園の場合は、持ち上がりによる定員数のひっ迫に加えて、既にその園に通っている子の弟や妹が入園希望をした場合に、他の児童より有利になるということも考えられます(もちろん自治体によって基準の違いはあると思いますが)。

妻はこう見えて、何も見えてないと思いますが、意外とちゃっかりしているので、当初第1希望だった既存園の入園説明会でこの「兄弟の入園見込み数」を質問して、数名の予定があることをあらかじめ掴んでいました。

もちろんすべての園がそれを把握しているわけでは無いですし、把握していても教えてくれるとも限りません。

ただ、今回はこれを教えてくれました。その結果ある程度精度の高い「実定員数」の比較で判断することができたのです。

たまたま我が家の近くに新設園ができたというラッキーと、実定員を見越した第1希望の選択。これが今回の結果につながったのではないかと考えています。

次なる不安

ということで、何とか懸念だった保育園の入園が叶い一安心。ですが、そうなったらなったでまた別の不安が出てきます。心配性の本領発揮。

まず息子がちゃんと集団生活に馴染めるのかどうか、周りの子と仲良くやれるか、先生を困らせないか、おとなしく昼寝するか、よその子の給食に手を付けたりやしないか、今の状況をみていると不安であります。

園についても「入りやすさ」を優先した新設園ですから、どんな環境で、どんな保育がなされるのか、見えないところが多いです。

妻も仕事に復帰しますが、そもそも妻の場合「派遣社員」として働いていたのでまずは「派遣先」を見つけなければいけません。特殊な資格を持っているので需要には困らないと思っていますが、今の状況にあう条件で働ける仕事があるかどうか。

そして、自分自身も、朝夕の送り迎え、もし急病などで園から迎えの要請があった場合にどれだけ対応できるか、来年の東京ヤクルトスワローズの順位など、不安はつきません。

でも保育園に入りたくても入れない人が大勢いる中で、こんな心配をしていること自体恵まれているのだとは思います。

どうせどんな人生であろうと死ぬまで心配して生きていくのでしょうから、性分として割り切って行きましょう。割り切って心配するという悟りの境地。

とりあえず息子よ、4月までにもう少しご飯を落ち着いて食べられるようにしよう。父も母もがんばるよ。

では、また。

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