こんにちは。ちゃはちです。
安産祈願やお宮参りのメッカ、神社なのにメッカの東京水天宮。我が家も息子が生まれる前に安産祈願に行きました。
お宮参りは混雑を想定して亀戸天神にしたことはちょっと前に書きましたが…
水天宮にはお礼参りに行かなくては、とずっと思っていて、先日ようやく行ってきたんです。でも、祝日の戌の日で…
出発してから気がついた「戌の日」
妻「よし、今日は早めに起きたからサクッと水天宮にお礼参りに行こう!」
僕「そうしよう!」
決めていたわけではなかったのですが、たまたま朝の時間がスムーズに流れたので、延び延びになっていた水天宮へのお礼参りに行くことにしました。
午後から大気の状態が不安定とのことですが、このままさっと出かけて帰って来れば問題ないでしょう。
今日は祝日の土曜日。無事息子が生まれたことへの感謝を伝え、お札をお返しするために、安産祈願以来の水天宮へ出発です!
…しかし、車を走らせて15分程たったころ、ふとあることを思い出しました。
「あれ?今日ってまさか戌の日のだったりしないよね?」
都内最大数の妊婦さんが安産祈願に訪れる(僕調べ)水天宮。戌の日でかつ休日ともなれば混雑は必至です。
僕達も安産祈願の時は、混雑に合わないようにあえて戌の日を外して参拝しました。いくら安産祈願は戌の日だと言っても、それで体調を崩しては何にもなりません。特に妻は妊娠期を通してあまり体調に余裕がなかったので。
なんとは無しに家を出てきてしまいましたがふとそんなことを思い出し、妻にスマホで確認を依頼しました。すると…
「やっちまった!」
と妻。
ビンゴであります。12分の1の確率であるはずの戌の日に見事一発的中しました。
…まぁ、お礼参りだし多少混雑してても昇殿参拝するわけじゃないですから、そんなに影響はないでしょう。
ということで引き返さずそのまま水天宮へ向かったのでありました。
入場規制
僕「となると駐車場も入れるかわからんね。ちょっと離れるけど、こないだ止めたとこにしようか?」
水天宮の地下にある駐車場はおそらく混雑しているでしょう。そこで以前利用した水天宮から歩いて5分位の場所にある、時間貸し駐車場の利用を提案しました。
妻「いや、とりあえず挑戦してみましょう。できるだけ近い方が有難い。」
という妻の言葉に従いとりあえず突撃することに。確かに息子を連れていることを考えれば近いに越したことはありません。
そして、車は程なく水天宮周辺に。
うーん。やっぱり人がわらわらとおります。駐車場も列ができています。
「あきらめよう」
すぐに判断して最初に提案した近隣のビル地下にあるパーキングに向かいました。
車を止め、息子を妻が抱っこひもで抱えて再び水天宮の方へ歩いて行きます。
徐々に近づいていくと、何やら警備員さんらしき人がプラカードを掲げています。
警「只今水天宮は入場規制をしておりまーす。参拝の方はこちらにお並びくださいー」
おお、なんと、入場規制です。
僕「お宮参りや安産祈願でない、一般の参拝でも並ぶのですか?」
と尋ねると
警「はい。そういうことになります。」
とのこと。
ちょっと迷いましたがとりあえず並んでみることに。幸い息子もおとなしくしています。途中でぐずるようならその時は諦めてまた来よう。
列は水天宮の敷地をぐるっと回り込むように伸びていました。
周りを見ると子供の姿も多いです。よく見ると2人目、3人目の出産を控えるお母さん達のようです。
いやー純粋にすごいなと思います。1人の息子にヒーヒー言っている僕達は、正直2人目とか考えられません。単純に僕達のバイタリティが低いだけかもしれませんが…。
さて、止まっている時間は長いですが、列は動き出すとわりかし一気に進みます。ロット制みたいな感じなんですかね。
並びだしてから20分位だったでしょうか。ようやく境内に入ることが出来ました。いや、意外と早かったかな?
祈祷受付は大混雑
境内に入ってもやはり大賑わいです。安産祈願やお宮参りのため祈祷受付をする人の列が受付所の外にまでずらっと伸びています。
数か月前、僕達が安産祈願をした時はこれほどの混雑はなかったです。なので建物の中で受付票を記入し、ほんの少しだけ並んで受付をしました。
ところが今日はさすがの戌の日。受付票を記入するためのテントが外に設置されています。記入は外で行って、受付の列に並ぶんですね。
受付までも相当待ちそうです。そこから更に祈祷待ちになりますから、果たしてお宮参りや安産祈願の方達はどれほどの時間を費やすのでしょうか。
これを見る限りだとやはり体調に不安が無い時でない限り、水天宮での祈祷は休日の戌の日は避ける方が良いように思いますが…。
お札の返却はサクッと
さて、僕達の目的はお礼参りでした。安産祈願の時に頂いたお札を納めに行くのです。
境内を見る限り、どこに行けば良いのか良く分かりませんでしたので記入所の係の方に聞いてみました。
僕「あのー、お礼参りでお札をお返しに来たんですけど、どこへ行けばいいですか?」
係「それでしたら、あちらの建物の入り口に別の係りがいますのでお伝えください。そのまま3階に行ってお札をお返しいただけます。」
ずらーっと並んだ祈祷受付の列。その間を縫うように建物へ進みます。そこに立っている女性に先程と同じことを尋ねました。
女性「では、このまま奥のエレベーターで3階へお上がり下さい。お札の返却場所はそちらになります。」
建物の中も人でごった返しています。息子を抱える妻も動きづらそうですが、ゆっくりと人波をかき分けエレベーターから言われた通り3階へ。
3階は祈祷待ちの人たちの待合室になっています。2階にももう少し大きな待合室があり、僕たちが安産祈願をした時はそっちで待っていました。どうやら混雑する日には3階も開放するようですね。
当然のように混雑している待合室の一角に「お礼参り」と掲示のされた窓口がありました。ここのようですね。
カウンターにの端に封筒が置いてあります。「お気持ち」を包む場合にはこの封筒に名前を書いて入れてね。ということのようです。ええ、感謝の「お気持ち」はたっぷり持っております。しかし包むことのできる「お気持ち」は諸般(サイフ)の事情により千円ほどであります…。
ということで相場は全くよくわかりませんが、お札と一緒に千円を封筒に入れ受付の方に渡しました。
はい。といった感じでお礼参りは特に待つことなくサクッと終了です。
と思ったけど良く考えたら「参拝」はしてないよね…。「参った」ことになるのでしょうか。ならない気がするのでもう一度境内へ戻ります。
しかし一般の参拝客も本殿に向かって長ーい列をなしております。「これはまた時間がかかりそうだ。」ということで…
僕「今日はいいか…。また来よう。」
妻「うん。そうだね。」
本殿に向かって「ありがとうございました!また来ます!」と一礼をして今回は水天宮を後にしたのでした。
軽くお散歩
幸い息子もぐずることなく良い感じなので、少しだけ界隈を歩いてみます。道路を渡って甘酒横丁の方へ。
この辺りは東野圭吾の小説の舞台としても有名なところです。ドラマ化され、ロケ地にもなりました。
甘酒横丁には東京のたい焼き御三家として有名な「柳家」さんや、卵焼きを焼く様子を見てるだけでも楽しい「鳥忠」さんなどのお店が並んでいるんですが、この2店は日曜祝日はお休みです。
土曜の祝日とかいうトリッキーな曜日まわりのせいで、お休みの店が多いです。
僕は基本的に、町歩きの時には常に「甘味」を探しています。甘味のために町を歩いていると言っても過言ではありません。
残念ながらたい焼きにはありつけなさそうなので、代わりのものを…。
ありました。森乃園さんの「ほうじ茶ソフト」です。抹茶ソフトはよく食べますが、ほうじ茶は初めてです。最近よく見かけますね、ほうじ茶のスイーツ。ハーゲンダッツも出していたような。
早速いただきます。うん。しっかりほうじ茶の味がします。爽やかな苦味の抹茶ソフトに比べて、香ばしさが後味として残ります。それでいてお茶のさっぱり感もあります。おいしいです。
さらに甘酒横丁を少し脇に入ると、すき焼き・しゃぶしゃぶでおなじみの「人形町今半」さんがあります。
さすがに中に入ってランチと言う訳にもいきませんので、隣の「今半惣菜」で弁当をテイクアウトすることに。
買ったのは「黒毛和牛焼肉弁当」918円(税込)と「黒毛和牛野菜焼肉弁当」972円(税込)です。量はちょっと少なめですが、とってもおいしかったです。
他にもすき焼きコロッケなど、ごはんのおかずにピッタリの惣菜が販売されていますので、是非機会があれば立ち寄ってみて下さい。
追加情報として
役に立つかはわかりませんが、水天宮に行かれるようであれば以下お見知りおきください。
カーナビの設定に注意‼
水天宮は2016年の4月まで建て替え工事が行われていて、その間少し離れた「仮宮」で営業(?)をしていました。現在は工事が終わってもとの場所に戻っており、「仮宮」はありません。
ところが情報が更新されていない一部のカーナビでは、「水天宮」で検索するといまだに「仮宮」があった場所を示す場合があります。
現在の住所は
東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目4−1
ですので、ナビ設定の際にはお気を付け下さい。僕は初めて行ったときにまんまとはまりました。
水天宮の駐車場へのアクセスは、新大橋通りを東から人形町通りとの交差点に向かっていき、その交差点の手前を左に入ります。ちょうど地下鉄水天宮駅5番出口のところです。ちなみに有料です。
おすすめの近隣駐車場
戌の日など混雑で駐車場がいっぱいの場合は近隣のコインパーキングに止めることになるかと思います。パーキングは点在していますが、だいたい本丸が満車の場合は周辺も空いていないことが多いです。
そこでおすすめするのが「トルナーレ日本橋浜町」というビルの地下にある駐車場です。水天宮までは歩いて数分でアクセスできます。
台数はそれほど多くありませんが、オフィスが中心のビルのためか土日は比較的空きが多い印象です。今回も水天宮周辺のパーキングは軒並み満車でしたが、こちらはひっそりと空いていました。絶対空いてるとの保障はできませんが…。
また、トルナーレの2階にはベビー・マタニティー用品の通販でおなじみの「ANGELIEBE」のリアル店舗があります。リアル店舗はここ以外には、原宿、みなとみらいの2店舗だけです。実際に商品を手に取ってみたり、試着が出来るので、普段なかなかネットショッピングに抵抗がある方にもおすすめです。
水天宮のオムツ交換・授乳室
水天宮は建て替えたばかりですので、設備としては新しくきれいです。待合室のトイレの中には男女両方におむつ交換台があります。
また、授乳室はありますが、中は個室のように区切られているわけではないので母乳をあげる場合には授乳ケープがあった方がいいと思われます。扉の向こうはすぐ人通りのあるエリアです。
給湯器はありませんのでお湯は持参する必要があります。授乳に関しての設備は最低限と言った感じですかね。
ベビーカーは不便
そもそも水天宮の本殿は階段で上がった位置にありますのでベビーカーは不向きです。
空いている時であればエレベータを使うこともできますが、それほど大きなものではないですし、混雑している時はやはり邪魔になります。
今回行ったときは水天宮の外周(1階)にベビーカー置き場があり、そちらに多くのベビーカーが置かれていました。ちなみに公式のものか自然発生のものか良くわかりませんでした…。境内に入る場合には抱っこひもの準備をおすすめします。
体調優先で
ということで、今回期せずして休日の戌の日に水天宮へ突撃してしまいましたが、やはり混雑ぶりはなかなかのものでした。
安産や子供の健やかな成長を祈る気持ちは、どんな親でも強いもの。普段神様なんて信じてなくったて、やっぱりこういう時は見えない力に頼りたくなりますし、できるだけご利益のありそうな神様にお祈りしたいと思うのは自然なことです。
ただ、優先すべきはやっぱり妊婦さんの身体であり、小さな子の体調です。水天宮も戌の日以外の参拝を勧めていますし、戌の日でなければご利益が無い訳ではないでしょう。
季節、天候など他にも様々な要素があると思いますが、出来るだけ混雑は避けて穏やかな気持ちで参拝することも、また、安産や子供の健やかな成長につながるのではないかと思います。
周辺も含めて水天宮は趣があって良いところです。都内近郊にお住まいでまだ行かれたことのない方は、是非一度は訪れてみることをお勧めします。
その際には出発する前に戌の日チェックを…。
ではまた。
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